(売上も大事だけど)ビジネスでは回転差資金を意識しよう

ビジネス

ビジネスにおいて売上は大事だけど・・・代金を回収するスピードが大事。回転差資金のお話

「年商」に騙されるな!年商でわかるのはあくまで売上だけ。

テレビや雑誌などでよく目にしますよね。

「〇〇のビジネスで成功してなんと年商〇〇億円!」

年商というのは会社の1年間の売上でしかありません。つまり売り上げがいくらあっても支出がそれを超えていたら何の意味もありません。会社の年商だけを聞いてもわかることは何もないです。

売上から経費を使った後に残るものが「利益」です。売上から経費を引いてマイナス(赤字)になればそれは「損失」といいます。

会社で利益が出ているということは売上が支出を上回っているということです。

毎月の給料が仮に100万円でも毎月150万円支出してしまっている人と、給料は20万円だけど毎月しっかり5万円貯金している人の違いのようなものです。

大事なのは売り上げの計上と代金の受け取りのタイムラグ

実際の会社のお金として売上よりも重要なのが「売上代金をいつ回収するか」

ということです。売り上げはもちろん大事なのですが、実際に会社でお金をやりくりするようになると売上代金をいつ回収するかというのがすごーく大事になってきます。

せっかく大きな売上を立てても代金の回収が半年後になってしまうのと、即日現金で受領できるのとでは会社の経営の仕方が大きくかわってきます。

代金を回収する方法は大きく分けて3つ

(1)現金販売・・・商品の引き渡しと同時に現金で回収する

(2)前払い・・・クレジットや銀行振り込みなど商品発送前に回収してしまう方法。もっとも理想的

(3)代金引換・・・ネットで買い物しているとよくある代引きです。運送会社が商品を届けたときにかわりに回収してもらう方法です。

商品を渡したのに売上代金を回収できなくなることを「貸し倒れ」といいます。

貸し倒れが発生すると回収するために労力もお金も必要になるので、販売者側としてはなんとかこのリスクを抑えることが必要です。

そのために代金回収方法というのは経営や商売をするうえでとても大事なことなんです。

売上を増やすことはもちろん大事なのですが、回収に時間がかかる売掛金はできるだけ増やさないことにするのが基本です。

飲食チェーン店がすごい勢いで出店できるのも「回転差資金」のおかげ

某うどん屋や某ステーキ屋のように「大量出店しているチェーン店ってどんだけ儲けてるの?」って思いますよね。どの街にいっても見かけるような飲食チェーン店が拡大できた要因は「回転差資金」です。

飲食店の場合、食材の仕入れでみれば仕入れてから1か月から2か月ほどで支払いを行います。でもお客さんに提供した商品に対する対価は即日現金で回収することができます。こうすると食材の仕入れの支払いまでにひたすら売りまくればいいので現金がジャブジャブと入ってくることになります。これが回転差資金です。

大量出店するチェーン店は銀行を味方につけて大量の資金調達を行うと同時にこの回転差資金からジャブジャブ溢れてくる現金を使って出店しまくります。

「大量に出店すれば現金がもっと湧いてくるし、拡大とあわせて自社工場とか物流網を整えれば大量出店することでさらにコストダウンが図れて、儲けがだせるようになるよね。」っていうのが昔からのチェーンストア理論のセオリーです。

「仕入れ代金は即日、お客様からの代金回収は1年後」だとしたらどうなりますかね?

いくら物が売れたとしても借金だけが膨らんで利息の支払いに常に追われることになりそうです。商売する意味ないですね(笑)

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