バフェット氏がAmazonを買わずにAppleに投資した理由

バフェットがAmazonではなくAppleを選んだ理由 投資

投資の神様、オマハの賢人として名高いウォーレン・バフェット氏ですがGAFA銘柄の一角であるAppleの第二株主であるバフェット氏に対して違和感を感じている人も多いのではないでしょうか?なぜバフェット氏はApple株の取得に踏み切ったのでしょうか?

また、バフェット氏がAppleを買ってAmazonを買わなかった理由はあるのでしょうか?

ウォーレン・バフェット氏の投資手法の変遷

バフェット氏が自ら本を書いたことは一度もありません。 バフェット氏が唯一書き続けているのは、自らの投資会社バークシャー・ハサウェイの株主に当てた手紙だけです。巷にあるバフェット本はこの手紙からの引用であったり、バフェット研究家の見解なのです。

バフェット氏は若い頃はバリュー重視でしたが年齢とともにグロースを重視するようになりました。一貫していることは常にバリューを考えながら投資銘柄を選ぶ慎重さを持っていることです。運用で勝つことを考えつつも、常に大負けしないようにリスクヘッジしてきたからです。そのことがグロースを重視しつつも、バリューもしっかりと見る運用手法につながっていったのだと梅太郎は考えます。

Amazonにバフェット氏が投資しなかった理由

バフェット氏は「自分が理解できないものには投資しない」考えを一貫しています。ハイテク株やIT株に積極的には投資せず、コカコーラやアメリカンエクスプレスのような、事業内容がシンプルかつ競合の参入障壁が高く独占的企業力をもち配当性向の高い安定成長株を重視して投資してきました。

したがって、米国市場を牽引してきたGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)などのIT株では、アップル以外には積極的に投資してきませんでした。

Amazonは高成長への期待から、常にPER(株価収益率)などの株価バリュエーションで高く評価されていたので、バフェット氏の投資意欲をかきたてるに至りませんでした。

そんなバフェット氏を惚れさせたのがAppleです。

安定成長が続いている割に、PERなどの株価バリュエーションで割安に評価されていたからです。

これまでAppleの成長を牽引してきたiPhoneの成長余地が小さくなってきたことから、直近ではPER10倍台の低い評価に甘んじています。しかし、バフェット氏はAppleがハードではなく、音楽配信や決済などのサービス事業で成長し始めていることに注目しています。

バフェット氏にとってIBMとAppleの違い

バフェット氏は2011年から投資を継続してきたIBM株を2018年2月までに全て売却しています。当時はIBMの株主還元政策を評価していましたが、IBMは減収が続いており、バフェット氏はおおよそ平均取得価格付近で売却したと見られています。

IT・ハイテク分野の投資を避けてきた同氏が2011年にIBMへ投資を始めた当時は驚きを持って受けとめられました。それまでバフェット氏はテクノロジー分野への投資は「得意ではない」と避けてきたからです。

IBMから撤退したバフェット氏がITハイテク分野そのものから遠ざかるわけではありません。「IBMとアップルは評価の仕方が異なる」とバフェット氏は述べています。Appleは「消費者の企業」で顧客の定着性が高く、いわゆる独占的企業力を持ちコカ・コーラのような企業に育つとバフェット氏は見ているのです。

バフェット氏がAppleに投資をする理由とAppleにとっての2019年

主力製品であるiPhone以外にも音楽配信や決済事業などサービス部門の躍進に裏付けされた、安定成長を期待できる低PER銘柄であること
圧倒的ブランドを持ち、独占的企業力を持つ

つまりグロースを見ながらバリューも見る手法にはAppleはピッタリなわけです。

度重なる値上げからついにiPhone XSの販売不振がニュースになっていますが、圧倒的ブランド力と唯一無二のOSであるiOS、MacOSという独自性を武器に世界中のコアなユーザーを相手にどこまで価格に転嫁し続けることができるのか??

2019年はAppleの真価が問われる年となりそうです。

2020年以降にはAppleからAR(拡張現実)を利用したスマートグラスが発表されそうです。

 


 

コメント