器用貧乏のジェネラリストがスペシャリストになるためには?

ジョブローテーションが人材を無力化させる ライフハック

意味がわからない人事異動を喰らうような会社は、すぐに辞めた方がいいです。無意味な人事異動があなたを弱体化させる!

梅太郎です。3月といえば人事異動の季節ですね。

意味のわからない理不尽な人事異動を喰らって憂鬱になっている人も多いかと思います。

dodaの調査によれば求職者が最も増えるのが毎年4月頃だそうです。理由として人事異動や昇進など環境が変わることで転職を意識する人が増えるからです。

万能型のジェネラリストと専門家のスペシャリスト

ビジネススキルを表す言葉として大きく分けて2つあります。

「ジェネラリスト」・・・なんでもソツなくこなす万能型

「スペシャリスト」・・・1つの分野に特化した専門家

日本企業の傾向としてジェネラリストを育成する動きはまだまだ強いです。

新卒で入って定年まで働くという終身雇用を前提とした昭和のモデルケースで考えたときはジェネラリストの方が都合がいいからです。例えば人間関係でモメ事があった時に「○○さんも××さんも経理しかできないから他に移すことができない。」ということでは困るからです。30年も40年も同じ人間と机を向かい合わせて仕事することはほとんどの場合困難です。だからジョブローテーションは欠かせませんでした。

でも今の時代は違ってきています。

年々人材の流動化が進み、新卒で入った会社で定年まで勤め上げるということはかなり難しくなってきています。平均寿命が伸びてかつては60歳だった定年も多くの企業で65歳まで引き上げられました。今後も厳しい年金事情と働き手の減少から定年が段階的に引き上げられていくことは間違いなさそうです。

人材を無力化させるとっても怖い魔法「ジョブローテーション」

梅太郎の個人的意見として、今の時代においては労働者はスペシャリストを目指し、企業側はどこでも通用するスペシャリストを採用することを目指していくべきだと考えます。

スペシャリストであれば知識と経験が積み重ねが市場価値を高めていくことが可能です。

なんでも広く浅くこなすジェネラリストはいつまで経っても不安定な状況に置かれることになります。

(異動)「仕事教えてください」→(・・・黙々と頑張って覚える)→「できるようになった!嬉しい!これから頑張るぞ!」→(異動)「仕事教えてください」→以下エンドレス

こういうループにハマってしまうのがジェネラリストの怖いところ。

これがまだ20代であればガムシャラに色んな経験をして、色んな人に可愛がってもらいながら教えてもらうというのはいいかもしれません。でも30代、40代になるにつれてこれはかなりシンドくなります。異動する先々で年下に対しても最初は頭を下げて「教えてー」という所から始まるわけです。この罠にハマるといかに有能な人でも永遠に仕事に対して自信を持つまでに至れません。「これは極めた!誰にも負けない!」ということが仕事をする上での自信になるのですが、会社は「そんな自信を持たれちゃ困るよ」と言わんばかりにジョブローテーションを繰り返して行きます。結果として万能型といえば聞こえがいい「全てにおいて中途半端なオヤジ」が完成するのです。

転職しようにも全てが中途半端な段階で外されているので転職活動もうまく行きません。

スペシャリストでもないので1つ1つの仕事のクオリティも見劣りしてしまいます。

おかしな会社だといまだに「人材育成=ジェネラリスト育成」だと勘違いしているところもあり、一向に生産性が上がりません。それよりも外部から見て魅力的な働く環境を整えておき、弱い部署があればそれに対して有能な人材をいつでも充当できる仕組みを作ったほうが100倍効率的です。

ジョブローテーションとは「あらゆる人材を無力化し、その人の市場価値を年々減少させる」ことにおいては最も効果的な施策です。あなたも知らず知らずのうちにマネーロンダリングならぬ「ヒューマンロンダリング」をされてスキルやキャリアのお洗濯をされてしまっているかもしれません。

ジェネラリストがスペシャリストに変身する方法→一刻も早く環境を変えよう

会社に洗濯をされまくったジェネラリストの方がこれから専門性を高めていきたいと思ったらどうすればいいのでしょうか?

スペシャリティのないジェネラリストを高く買ってくれるところは限られているかもしれません。

打開策の1つとして次のキャリアに悩むジェネラリストは専門性のあるスタートアップ企業への転職を目指すのがいいと思います。自らが極めたい業界のまだ始まったばかりの10人前後のスタートアップ企業です。

専門についてそこそこの経験があった上に、経理でも総務でもなんでもこなしてきたジェネラリストが来てくれるとあればスタートアップ企業としてもきっと心強いはずです。

「結局転職先でもジェネラリスト採用やんけ!」というオチになってしまいますが、それでもこれから伸びていくかつ専門性のある会社であれば求める職務に触れる機会は格段に増える気がしませんか?

もちろん安定はないかもしれません。でも小さい会社でガムシャラにやった経験は大企業では得られない濃いスキルが身につけられるはずです。仮に転職先が潰れてしまっても、その時にどこでもやっていける本物のスキルが身についていれば恐るるに足らずでしょう。

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